色々ありましたにね、九州場所は。日馬富士の傷害事件。横綱・白鳳の優勝、インタビュー問題、待った問題。貴乃花親方の頑なな姿勢。
僕は八角理事長の現役時代をよく覚えています。本名の「保志」を三役まで続け大関・横綱時代は「北勝海」で活躍しました。兄弟子の千代の富士と本当に稽古をしていた事をよく覚えています。人柄もよく知っています。決して人を騙したりずるい考えを持つ人ではないと思います。
テレビのコメンテーターなんかで貴乃花親方の肩を持つ発言をする人がいます。親方夫人が芸能人なので味方をしたいのでしょう。でも事態がまだわからないのに八角理事長が事をうやむやにしようとする事はありません。それを何か協会が汚いやり方をするようにコメントする人もいます。僕は貴乃花親方の態度は問題になると思いますよ。被害者の貴ノ岩が弟子として大事だとしても人権を無視していると思います。
白鳳については誰かもう少し的確なアドバイスが出来ないものかと思います。途中、待った問題とかありました。でも40回めの優勝など偉大な実績です。なので優勝インタビューの機会が大チャンスでした。謙虚に反省しトップとしての心構えを語れば良かったものを。まるで理事長みたいなコメントをし、万歳三唱など。
気持ちは理解できる面もあります。やもすれば相撲人気に陰りが出るかもしてない雰囲気を一気に盛り上げたかったのでしょう。次の日は反省して神妙に語っていましたが。気の毒な面もあります。優勝が決まった後の千秋楽。偉大な記録を残したのに声援は相手の大関ばかり。誰も祝ってくれないのか。だから万歳なのかも。
それにしても白鵬は良くも悪くもこせこせした考えを持ちませんね。どう思われようと構わない。そんなところが貴乃花親方と似ています。貴乃花親方対相撲協会・貴乃花親方対モンゴル勢、激しいケンカ相撲になるかもしれません。