前熊本市長の幸山さんが次期県知事選に出馬を決めたとの記事が出ました。幸山さんは前回市長選では誰もがもう一度出ると思っていましたが出ませんでした。対抗馬無しの、ほとんど無風選挙だったのにもかかわらずです。そのかわり絶対的に強い現蒲島知事が出馬を表明している県知事選に出るとは少し意外でした。でもこれには伏線があったと思います。
昨年か一昨年か忘れましたが、熊本市内のあるホールで県内有識者によるパネルディスカッションがありました。その席に蒲島県知事と幸山熊本市長も出席されていました。その際の会話の中で、知事が幸山さんに対して「次期知事」と持上げた(ヨイショ?)発言がありました。幸山さんは即座に「いやいや(笑)」と否定しましたが、内心は嬉しかったはず。蒲島県知事も次の知事候補の一人だとは意識していたとは思います。この会話に今回の伏線を感じます。
つまり、幸山さんは市長には出ず密かに知事を狙っていた。できれば蒲島さんから禅譲みたいな形で。ところが先日、蒲島さんが来年の知事選出馬を表明した。想定外の結果に「それはないでしょう?!」と幸山さんは慌てた。現知事に対して幸山さんは勝ち目はない事は承知の上でしょうが、その次となれば色んな候補者(現副知事とか)が出て来るに違いありません。そこで負けは覚悟で名乗りを上げた。これが今回の真相ではないか?
これはあくまでも僕一人の考えですからね。