今日は仕事です。最近は日曜日に大事な打合せが入ります。ところで昨日のお昼は長年(30年近く)お付合いさせて頂いている熊本では知られた経済人
Tさんの喜寿と自叙伝の出版記念のお祝いでした。その頃のTさんは今の僕より若かった事になります。当時駆け出しの僕はTさんを始め諸先輩方と一緒に本当に仕事でも飲み会でもよく顔を合わせました。皆さんには結婚式にも出席して頂きましたがTさんはその頃から難病を患っておられました。頭はしっかりしているのに体が思うように動かない。随分ストレスも溜まった事でしょう。喜寿(77歳)なんてまだまだ元気な人達は大勢いるのに車椅子生活です。この難病の治療法が発見される事を祈るのみです。Tさんは昨日いろんな方面からの大勢の出席者の中で、受付で僕達懐かしい顔ぶれを見ると顔が涙でくしゃくしゃでした。当時、しょっちゅう顔を合わせていた面々が久しぶりに顔を合わせたものだから大変です。僕が掛け離れて一番若く、先輩方はそれぞれ年相応の病気を経験されて普段はお酒は控えめだそうですが、昨日は大分飲まれたのでは?おまけに宴の終了が午後2時過ぎでしたが「おい、俊君、二次会を設定してくれ!」と先輩方は仰る。こんな時間に開いている店なんてそう無いし、あまり調子に乗らない方がお互い身の為です。そこで「近いうちに改めて集まりましょう。」と提案して解散する事になりました。先輩方「分かった。では俊君、段取りを頼む。」という事になりました。当時、20代半ばの僕は色んな会合の受付やお酒のお燗番をしていました。年を取りややおとなしくなった先輩方はすっかり昔の気分で命令されます。しかし少しも嫌な気分ではなく、元気な頃の諸先輩の姿を思い出すことが出来て本当に嬉しい気分になりました。