昨夜は県外の同業の30代の若手経営者と、同じく市内の同業の40代半ばの社長と三人で会食でした。お互いに色々な仕事に取り組んでいます。当然僕が長老ですが、気分は同レベルなので気にしません。
色々と話すうちに、僕がカバンに入れているある新聞の切抜きを見せました。それは先月の熊日新聞に掲載された、昭和52年のある写真でした。当時「ネズミ講」として有名だった「天下一家の会」が現金で税金を納めている写真です。金額は約13億円。当時、現金納税の日本一の額でした。そして13億円の現金の前に立ち税務署職員に納めているその人は、今は亡き仲人さんのIさんです。懐かしく、また改めてすごい人だと思いました。当時の年齢は52歳。別に「天下一家の会」の幹部ではありませんでしたが、内村会長に特別信頼のあった人でした。「天下一家の会」には1000億円以上が集まり、その後、マルチ商法禁止等の法律もできました。当時、52歳のIさんは、今の僕よりだいぶ若かったのに本当に「大物」でした。菊池出身で、当時下通と上通の区別も分からなかった僕が、熊本の政治・経済等の裏事情など多少知っているのもIさんのお陰でした。本当に色々書けない事をたくさん教えてもらいました。
昨夜は長老の僕がIさんから教わった事を、ある程度若手に伝えなければならないと思いました。まあ、Iさんは僕が20代半ば頃最初にお世話になった頃は、飲み会ではほとんど料亭を利用され、いつも馴染みの年配の芸者さんを呼んでいました。その関係で僕も公証役場で何人かの芸者さんの遺言書の立会人になった事もありました。僕も何回か料亭で芸者遊びを教えてもらいましたが、今とはまったく遊び方が変わってしまいました。お金の使い方も桁外れでした。そんな事は僕にはできません。若手二人は「料亭遊び」に憧れると言っていました。ある料亭の女将さんは今でもよく知っています。女将が元気なうちに今夜の若手を連れて行ってみようかと思いました。但し、割り勘で(せこい!笑)