先ず昨日の柔道・内柴有罪判決は、事の真相はともかくこの人は一般人の常識とかけ離れた「悪」ではないかと思います。応援してくれる味方がいるなら署名嘆願運動でもやってもらったらいい。
ところで「体罰問題」が五輪誘致と重なり大いに問題になっています。現在過去を調べればあらゆる分野で無数にある事は間違いないですね。この原因の根源は、外国にはなく日本には昔からある「徒弟制度」にあります。親方と弟子の関係です。いわゆる職人気質です。親方は弟子達にその技術を口では教えず、また弟子達は師匠や兄弟子の業を必死で盗んだと言います。覚えの悪い弟子はぶん殴られました。あの世界のホンダ創業者の本田宗一郎氏は弟子(創業期の社員)達に対して口よりも自ら手本を示し、不良品を製造した弟子には手でぶん殴るどころかスパナを投げつけたといいます。弟子達も怒られそうな気配がしたらヘルメットを被ったとか。それでも優秀な仕事をした弟子達には大いに誉めて「これで遊んで来い!」と言って大金をポンと出しました。つまり弟子は親方や兄弟子に厳しく叱られながら、時には殴られながら修行を積み一人前になっていった。料理・大工・歌舞伎その他あらゆる分野に「徒弟制度」は存在しました。その世界が明治時代以降、日本に渡来した「スポーツ」の分野に持ち込まれたと僕は考えます。今では生まれ育った環境が違いすぎて馴染まなくなってきたのでしょうね。転換の時期が来たと思います。