昨夜、久しぶり街での会食の帰りのバスの中での事。市役所前から乗車した時はまだ席が空いていたので一番前、運転席の真後ろに一人で座りましたが、例によってすぐうとうとしたようです。すると何か大きな声がして、その声の主が僕のだらしなく開いていた足を押しのけるようにどすんと隣に座ってきました。そして後ろの席の人に「ちゃんと席ばあけて座らんか!」と怒鳴っていました。気が付くといつの間にかバスはほぼ満席状態です。そのマナーにうるさいギョロ目のおっさんはどうでしょう、僕と同い年くらいかも知れない。僕も目が覚めて「いや~、たいしたもんですね。今時あんたみたいに言える人は滅多にいない。感心した!」と言うとそのおっさんは破顔一笑、得たりとばかりににっこりして「おお、うれしかですね。そう言って頂けると。」と言いました。正義感が人より強いのでしょう。偶然同じバス停北熊本で降りました。僕は乗り継ぎバス乗車券(タクシー100円割引)をもらったので「どうです、途中までご送りましょうか?」と言うと丁寧に断って歩道橋を上って国道3号線の向こう側へと歩いていきました。そして何度も僕の方に手を振り頭を下げて去っていきました。自分の行為を認めてもらって嬉しかったのでしょう。なかなか勇気がいる事で気持ちは良く理解できます。僕も正義感が強い方でこれまで何度もぶつかってきた経験があります。卑なる相手には裁判になっても絶対引きません。でも年を取ってきてしんどいのでなるべくぶつからないようにしています。でも仕掛けられた卑怯な喧嘩は断然受けて立ちます。今週、久しぶりに正義の刃を振るう事になりそうです。このおっさんに負けないようにしなければなりませんね。